PEC20211005

オープン間もないポルシェ・エクスペリエンスセンター東京に行ってきた

https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/

ドライビングプログラム

好きな車両を選んで90分間場内の様々なコースを走る。助手席に監視役のインストラクターが乗り、最高速は100km、PSMの基本的にONのまま。購入検討者向けの有償試乗会って感じかな。トレーニングでもなく、スポーツでもない。まぁ、難しいところだよね。

医療体制もないしサーキットとは違う設備だと言うところが特徴でもあり、中途半端な点でもある。ドライバーにヘルメットも要求せず「一般道+」で有ることを強調はしているものの。

  • ロードコース
    コース幅も狭く、ランオフも無い。サーキット感覚では走れないし追い抜きするスペースも無い感じ。「カールセール」「コースクリュー」もあるけど本物とは全く違うモノ。100km/hの速度制限では下りのタイトコーナーをちょっと頑張る位であとはのんびり流すだけ。家族を乗せている感じでタイヤも鳴らさずと最初に言われたけど後半はそこそこタイトコーナーではタイヤ鳴っていましたね。
    購入検討の試乗用であれば、轍とかコーナー中で波打っているような変化が大きい路面の部分があった方が良いなぁ。低速で平面では車の動きは良く判らない。

  • ドリフトサークル
    水が散布されている円形サークル、ドリフトアングルを保ちながらぐるぐる回れるか。ここだけPSMをオフにしてよい。4WDのタイカンではステアリングを切ってアクセルオンするとフロントにトルクがかかってすぐに姿勢が戻ってしまう。アクセルオンの時だけ一瞬ステアリングを中立に戻しそのあとカウンターを切りまたステアリングを中立にしてアクセルオンの繰り返し。難しい。

  • ローフリクション・ハンドリング・トラック
    一般の舗装路よりのミューがかなり低い研磨された路面のコース。かなり、小さいコーナーが連続していて忙しい。ここではPSMをオフには出来ないのでそれほど大きな挙動変化は楽しめず。4WDでフロントトルクで無理やり曲げるので結構フツーに走れてしまう。

  • ダイナミックエリア
    長方形の平面なエリアで、行でフル加速からフル原則。帰りにパイロンスラロームの構成。最初からフルブレーキングはプログラム的に良くないと思う、まずは路面確認してからだよね。


タイカンターボの感想

重い、回生ブレーキはやっぱり違和感あり。ステアリングに路面の状況もあまり伝わってこない。重心は低く左右の切り返しは思ったより軽快。回転軸はちょっと前な感じ、フロンドミッドシップな感じかな。

横幅もデカいけど、結構ステアリングは切れて小回りは効く。そのぶん、切り込んだ後半は急に切り込む感じになる。

PSMおよび前後左右のトルク制御は優秀、フロントに荷重をかけなくても路面のミューが低くてもステアリングの方向に車を持っていく。かなり違和感あり。PSMもいきなりアクセルを戻されてしまう訳ではないけどやっぱり感覚的にズレが有る動きをする。

今後への期待

同乗プログラムは、インストラクターはもっと営業っぽいコスチュームで良いんじゃないか?プロのレーサーを目指している若者とかがやると良くない気がする。

ポルシェオーナー向けプログラム(PTE)PTX

こっちはトレーニング的要素らしい。袖ヶ浦とかをきっちり走るし。

ポルシェ車以外への開放
半日貸し切りプログラムとか面白いかも。


担当して頂いたインストラクターは前にD-Rights で働いていたとの事。「大変だったでしょう」と聞いたら笑っていた。K4-GPでも走ったことがあるとの事。

https://twitter.com/akuma_no_z

ちょっとタイプは異なるけどラスベガスのミニサーキットでのスーパーカー体験を思い出した。あっちは、ヘルメットも被るし助手席に監視役が居るのは同じだけど基本的にはフルスピードだもんね。娯楽性はとっても高い。車載ビデオもお土産でくれるし。