FT8でJCC/G番号交換

2021/05/25 FT8の77bit message formatを勉強した

最初の3bitが0で次の3bitも0の時はFREE TEXT。13文字が送れる。最初の3bitが1の時はSTDメッセージで28bitに圧縮されたコールサイン二組とシグナルレポートが送れる。つまり、free textの時には圧縮コールサインは使えない。あたりまえか。

2020/12/27追記

6mのFT8でCQの次にサフィックスとJCC番号を送信している局を受信した。同一周波数であることを頼りにせずJCC交換する一つの方法であろう

2mでFT8も結構面白い。ベランダに設置した1mほどのモービルホイップでも3エリア、0エリアがデコードできる。

FT8でJCC/G番号交換

モニターしているとコールサインなしの"C11102 TU"などのメッセージが見受けられる。どうもJCC番号の交換を行っている様だ。確かに国内運用では移動運用も多いし、グリッドロケータも上位4ケタなので枠が大きすぎる。JCC/JCG番号を送るのは良いアイデアかもしれない。

問題は、コールサインなしのメッセージになるので一連のシーケンスで誰が誰に送ったものか。まぁ、送信元がはっきりすればよいので宛先は無くても良いのか。

購読していないので申し訳ないがCQ誌2019年4月号にこれに関する何らかの記事があったようだ。

FT8の文字数制限の観点から

13文字。JCC/JCG番号は6ケタ。C or Gと数字の組み合わせで7文字。

時局のコールサインなしのメッセージは抵抗がある。"/1 JCC番号 TU 73"とか。

/P(Portable)はどうなるんだっけ?

type1 compound suffixes /0-9, /Pは一文字

/R(Rover)とか/MM(Marine mobile)もある。

エリア番号で無く/Pで 4ケタGRID付きならエリアはわかる。

WSJTXの操作方法の観点から

audo sequenceで運用している場合。手軽な運用方法は何か。

TX5を使う

73の次に送る

CQ時に送る

setting->tx macroで"JN1OLJ 110301"を登録する

TX5のpull downで選択する。

FT8で現在位置を送る

6桁のGRIDでもかなり細かい位置がわかります。

AUTOGRID、GPSからGRIDを自動計算。

http://www.kd2iff.com/node/21

APRS代わりに使うと言う事だ

GridTracker

https://tagloomis.com/downloads/

IPv4 multicast UDPに対応しているのが偉い。WSJT-Xを動かしているのと別なPCで地図が見える。

EUのVHFコンテストでは6 digit GRID(EU VHF contest)

serial numberも送る様で。どう対応しているのかな?

dB値をRSTに変換して応答するモード(ARRL RTTY Roundup)

message type 2,5 EU VHFの活用

WSJT-X 2.2.0からサポート。"EU VHF Contest"オプションをONにすると。TX2とTX3で。シグナルレポート、シーケンス番号と6桁のグリッドロケータが送信できる。6桁の数字と6桁のグリッドロケータ

Type 1 compound callsigns

圧縮された形式、350のコールサインのプリフィックスはあらかじめパターンがcodingされている。

Type 2

圧縮された形式。 /MMなどはそのままの文字が送られるのではなく符号化されている。

TX MACROの特殊文字

@ : 相手局のコールサイン

# : 選択した局の受信レベル

77bit payload拡張

WSJT-X 2.0からサポートされた。従来の75bit payloadとの違いはLDPCの構成の違い(174,87)/(174,91)

「FT8+」とは呼ばないらしく仕様の違いは認識しにくい。受信は自動認識。

75bitモードと混在していた時代(2018年以前)は"/P"を設定すると自動的に77bitモードになってしまうので相互交信できない問題があった。