”シン”デジタルレピーター計画

”シン”デジタルレピーター計画(2021・11・28)

1.2Gも二次業務になり不法では無い正規のアマチュア局の運用が減っている430MHzに於いて法令を改正し、広帯域なデジタル通信が運用可能な環境を整備する。

1)430Mhzの30Khz占有帯域制限を100KHzに

2)438.00-439.00を広帯域デジタル通信の運用の場に

3)434.00/439.00 5Mhz帯で100Khzデジタルレピーターの設置を


そう言えば50MHzも

50MHz帯も4MHzも帯域があるのにガラガラですねぇ、バンドプランでは52.90から54.00までが全電波形式。430MHz以上の過疎。50MHzでも1MHz占有帯域が免許されても良いと思います。

海外での動向

従来よりUHFでの運用者が少ない海外では、広帯域のデジタル通信が盛んである。ドイツではF3HDK NPRシステムにより200Khz占有幅200Kbps RAW rate、5MHz shift FDD方式による運用がされている。IPパケットをそのまま通信できるNPRは半二重の環境ではRTTが長く、通常のインターネットを想定したIPアプリケーションでは良いスループットが得られないがmaster側がFDD全二重化することにより大幅に改善されている模様。

北米ではFCCのルールにより100KHzが最大占有幅であるが。安価な完成品であるNPR-70が2020年に販売開始されたことによりう運用局が拡大している。

D-STAR DD mode

1.2Gで運用されていたD-STAR DD modeは占有帯域125KHzであり、このままでは430MHzでの運用は難しい。100KHz以下に抑える仕様変更が必要になる。

地上波デジタル放送用デバイスの活用

現在のNPRはデジタルテレメトリー等に使用されているFSKのmodulator/demodulatorチップを使用している。これよりもより多値符号化及びマルチパス対策を行うには地上波デジタル放送で採用されているOFDM方式の導入が考えられる。近年のデジタルテレビに用いられているデバイスは機能の一体化が進みデジタル信号の受信機能のみを利用することは困難かも知れないが利用できる可能性は高い。

インターネットアクセスへの制限案

新たに設置したデジタルレピーターを経由して無制限にインターネットへアクセスできることに対しては様々な懸念が示されるであろう。そのために基本機能としては無制限なインターネットへのアクセス機能を備えるが制限機構を付加する必要がある。

専用のDNSを用意し、参照できるドメインを制限する。

IPアドレスを直接指定しても通信できない様にIPv4ベースでの細かいフィルターを記述する。

許可する通信相手としては以下のようなものが考えられる。

  1. WINLINK CMS GWへのmail pop

  2. LOGGING SITEへのupload、LOTW等