移動運用設備の相対的評価

とっても感覚的ではあるが、10mHのフルサイズDPに50W運用が100点とする感覚的な各運用設備の点数表を作ってみた。何も測定していないあくまでの感覚的なものであるが、個人的には納得感がある表になっていると思っている。

結論としては、四分の1波長以上の長さがないとまともに飛ばない。打ち上げ角や設置位置の高さなどの違いはそれ以降の話。

移動運用設備の相対的評価点

14Mhz 5/8バーチカル

12.76m、インピーダンスは200オーム程度か?1/4 DPのゲインが2.14dbなのに対して5dBの理論ゲイン。高い電圧分布位置が給電点よりは遠い側になるので、低い位置で給電して斜めに伸ばした場合は、1/4よりはかなり良い結果が得られるのではないかという目論見。

ATU頼りのロングワイヤーを使う際には考慮すべき長さでは無いか。

カーボン釣り竿の候補

先端の何段かは抵抗値が高く使わないらしいので、5.2mを目標にすると何m物が良いのだろう?AH-705は3.5Mhz以上で運用するには7m以上と説明書に記載があるので、この長さが目安になっているらしい。7Mhzをあまり気にしないのであれば、5.2m以上は必要ないかも。

オルルド 9m 6,500円。amazonのコメント欄が無線のアンテナとしての利用例で埋まっていて笑える。

Youtubeや、検索した結果ヒットする各局のブログを拝見すると。7Mhzでの運用及び、1.9Mhzを含むオールバンドでの運用をテーマにされている方が多く。その場合は、13mを超える市販されているカーボン竿の最大長のものを試す価値があるだろう。


カーボン釣り竿の短縮率

とても良い記事がある。

https://www.fbnews.jp/202203/special/index.html

銅線が0.94の短縮率に対して、カーボンの釣り竿は12.2Mhzで1.18とある。釣り竿の種類によって差はあるだろうが目安の数字になる。

短縮率1.18で計算すると。14.1Mhzの5/8は15.69m。四分の一は6.276m。釣り竿の段の継ぎ目の容量成分の影響があり、周波数が高い方が短縮率が低くなる傾向もある。

釣り竿の自立方法

三脚でやるよりも、絶縁性の杭でよいのではないか?

40cm程なら、キャンプ用のプラスチックペグがある。

低い位置で構わないので、ステーが必要な場合もあるだろう。

14Mhz 1/4バーチカル

2022年夏の奥尻島移動運用の為に、 祐徳電子から販売されている5.6mのロッドアンテナを購入した。同時にMコネクタによる充電が可能な垂直設置用UNITも購入し、ATU無しでの運用を試みる。

最大に伸ばした状態で12.6Mhz近辺でSWRが下がる。先端二段を短縮すると14Mhz近辺になる。5mのカウンターボイズを半円状に伸ばした。IC-7300MのATUでどこまで追従するかはまだ試していない。

IC-705 10Wでハワイ、VKのwinlink GWにアクセスできる。それほどがっつり刺さなくても自立する。ステーは要らない。14Mhzに特化するなら良い選択だと思う。

14Mhz 1/4バーチカル + AH705

最大に伸ばしてATU頼りの運用もありえるな。