ヘドウィグを演じたのは

ハリーポッターのペットであり手紙運搬係のヘドウィグ。

原作では「she」と呼ばれていることからメスだと言われている。しかし、映画ではオスであり「he」と呼ばれているシーンもあるとの事。実際の撮影には複数のフクロウが出演している。オスに変更した理由はメスに比べて小さいのでハリーポッターが手に乗せたときのバランスが良い事メスは若い役者が腕で支えるには重すぎる、メスは黒のマダラが残るので真っ白になるオスが好まれたと言われている。

撮影に動物が複数使われることは良くあるが、ヘドウィグの場合は時間がかかるカメラテスト用と役者と違うスケジュールで撮影される飛翔シーンのために別な個体が必要だったとされている。したがって初期の作品でハリーと一緒のシーンに登場しているのはGizmoらしい。

トレーナーは

Gizmo : Gray Gero

Ook : Roger Person : Natural History Lecture Service:

http://living-death.tumblr.com/post/8982709643/dan-theres-basically-one-hedwig-per-film-like

白フクロウは英国では生息していない

原生の白フクロウは英国では生息していない。より北極圏に近いエリアが生息域。もちろんペットとしては英国の都市部でも飼われているだろう。

英国での白フクロウブーム

http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/hundreds-of-pet-owls-abandoned-after-840299?mobile=false

2012年5月のMirror誌の記事によるとハリーポッターの映画の影響で白フクロウ以外のフクロウも含めて英国では一代ブームになり多くの人がペットとしてフクロウを購入した。しかし、最終編の映画も公開されペットを手放す人が増えている。フクロウは20年前後の寿命がある。保護施設に預けられるフクロウは三倍以上になりそれ以外に違法に野に離されている数も相当数あるらしい。野生のフクロウは生態系の上位にあり小動物が生息する地域ではそれらを捕食して生き延びているがペットとして飼われていた個体にそのような能力はないだろう。

日本での白フクロウブーム

2010年頃日本でも白フクロウをペットとして購入する人が急増した。しかし、北極圏を生息地とする白フクロウは高温多湿に弱い。ふくろうは一般的に低い気温を好むが白フクロウは特に日本の気候に合わない。アスペルギルス症と呼ばれるカビを原因とする病気により多くの白フクロウが亡くなった。その教訓もありペットショップも白フクロウを積極的に勧めることは現在は無いと思う。

ハリーポッターとは関係なく、日本では2015年にフクロウブームがあり多くのフクロウカフェが開店した。神奈川でも知る限り一年に五件も開業した。その前段階として猫ブームがあると言われ”癒し”を求める風潮なのだろうか。しかし、フクロウカフェも一般来場者からの収入だけでは運営できず生体販売に強く依存しているようにみうけられる。ブームとは言えペットとして生体を購入する人口はそれほど多いとは思えず、数年後にはフクロウカフェが存続しているのか危ぶまれる。

ペットとして購入する人が増えた影響か2016年にはいる急激に餌となる冷凍ウズラの入手が難しくなった。従来の取引先以外と交渉したり各店舗苦労しているようだが全国的不足気味の状況が 2016年中旬まで継続している。一説には、関西の大手業者が廃業した影響とあるが農林水産省の資料をみると養鶉業者の7割は豊橋を中心とした東海地区であり、千葉を中心とした関東を含めると9割を占めるとあり関西に大手の業者が存在するとは思えない。

豊橋地区では2009年に鳥インフルエンザ対策で大量の殺処分が行われており2011年にも小規模ながら同様の対策が取られた。その影響が時差で響き2015年に廃業が相次いだという説もある。

豊橋養鶉農協のHPによる記述では平成18年に「生産者の高齢化と後継者不足、飼料価格、燃料の高騰等で廃業するうずら農家が目立つようになる。」とあるがだいぶ時期にずれがある。

ヘドウィグはNimbus 2000を運べるのか

オスの白フクロウの体重は1500g程、一キロ位は運べそう。より大型のユーラシアワシミミズクだとウサギを楽々と持ち去るらしい。

Links

Animal Magic

The Animal Movies guide

https://www.visitbritain.com/gb/en/we-meet-hedwig-owl