様々な活動がありますが、アプリケーション、伝送総度、想定距離の三つの要素で区分して観ましょう。
長距離、超低データレート、通信確認目的
13byte程のデータを 30秒で送るFT8が全盛です。アマチュア無線の楽しみ方の一つにより多くの地域と更新したかCOUNTRYを数を競うものがありますが、これは相手のコールサインと交信で来たことを確認すれば実質的な通信内容がゼロであっても成立します。FT8はこれに特化したもので弱い不安定な電波状況でも通信を可能にし、住宅事情は都市雑音から大きなアンテナを設置することができない日本国内の都市部でも海外との通信を成立する手段です。
もちろん、この仕組みを利用して小容量でもデータが送れるのですから、なにかしらのアプリケーションの一部として利用する試みもされています。
長距離、低データレート、TTY目的
いわるるテレタイプ。人間と人間がキーボードでのチャットを目的としたもの。古くはRTTY 、その後PSK31等多種多様でありますが最近はFT8と同等の伝送技術を使ったJS8CALLや、後述するVARA MODEMを使ったVarACが活発でしょうか。
長距離、低データレート、電子メイル目的
基本的に相手側が無人運用で蓄積された電子メイルのやり取りをするもの。winlinkはインターネットバックボーンにより世界で一つのメイルボックスを世界中の無線GWから参照できる仕組みになっています。これは、無線の伝搬状況によってどこに届くが不安定な短波帯との相性が良く、非常通信にも適しています。
実効のデータレートはVARA MODEMを使えば20Kbps程度。私もGWを運用していますが、アジア圏、ハワイ、北米の西海岸からのアクセスがあります。インターネットのメイルシステムとも相互接続可能です。
https://www.winlink.org/
短距離、中データレート、ethernet置き換え
利用形態としてはwifiのAPと同じようなものですが、数百Kbpsと低速ですが数十キロの伝送距離。いくつかあります。
ICOM DD方式:無線機メーカーのICOMが推進している方式で伝送技術は古臭いですが、容易に入手できる市販品であることが強み。でもあまり使われていない気がします。
NPR (New Packet Radio):430Mhz 実効500kbps TDM multi point ヨーロッパで最近流行っているらしい、私も装置を入手しましたが占有帯域が日本のアマチュア局では免許されないでしょう。
人工衛星経由
すいません詳しくありません。
短距離、高データレート、ethernet置き換え
より高い周波数を利用して短距離だけど高データレートを狙うもの。一般のwifi APを改造したものとか。この分野も詳しくありません。